ハウジングケース無しで使える水中(防水)カメラ比較 【2020年版】

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スキューバダイビングを始めると欲しくなるのがカメラ。もちろん水中で使用するにはハウジングケース(防水ケース)がないと一瞬でカメラが壊れます。

しかしこのハウジングケース下手するとカメラより高いものもあります。

だったらカメラに防水機能がついている物を購入するほうがお得感ありますよね!

そんな防水機能がついたカメラのスペックを比較していきたいと思います。

※あくまでも防水ケース(ハウジングケース)を付けない前提です。

防水カメラ比較機種一覧

今回比較するのは2018年以降に発売された防水機能がついている4台です。

1.OLYMPUS TG-6

日本のダイビング業界ではこのカメラが一番使われていると思います。このTGシリーズは2019年にTG-6が発売されています。今回の商品の中で唯一ハウジングケースを使用することも出来るカメラです。ハウジングケース無しで水深15Mまで対応。ハウジングケースを使用すると水深45Mまで対応可能です。

2.FUJIFILM Fine Pix XP140

このカメラもアウトドア専用としてシリーズ化されています。25Mの防水性能に1.8M耐衝撃機能、-10℃退館機能、防塵機能と4つのタフな機能が搭載されているカメラです。

3.Panasonic LUMIX FT7

2013年にLUMIX DMC-FT25が発売されてから5年後にバージョンアップされたLUMIX FT7。耐水31M、耐衝撃2M、砂やホコリに強い防塵設計、マイナス10℃でも撮影が可能、100kgfまでの重さに耐えられるタフなボディ。

4.RICOH WG-70

ゴツゴツしたデザインが特徴のWG-70。これもシリーズ化されているカメラです。耐水14M(連続2時間)、耐衝撃1.6M、耐寒-10℃、耐荷重100kgfとなっています。防水性能が他の商品より浅めなのが気になります。。。

ダイビングって何メートルまで潜るの?

今回比較するカメラのは全て水深10m以上の防水機能がついているものです。体験ダイビングだと最大水深が12m以内ですが実際安全を考慮して5~6mぐらいを泳ぐのが多いです。オープンウォーター(PADI)のライセンスを取得すると最大水深18mまで潜ることが出来ます。

ある程度ダイビングの経験を積むとポイントによっては30M前後まで潜ることもあります。

まずは一番大切な防水機能比較

なんたってまずはこれですよね!

■OLYMPUS TG-6 防水15m (防水ハウジングケースを購入すると45M)

■FUJIFILM Fine Pix XP140 防水25m

■Panasonic LUMIX FT7 防水31m

■RICOH WG-70 防水14m(連続2時間)

全体的に体験ダイビングとしては使用しても問題なさそうです。RICOH WG-70だけ連続2時間までと書いてありますが1本のダイビングで60分以上入ることはありません。この中では圧倒的にPanasonic LUMIX FT7 防水31mがトップですね!31mだったらライセンス取得後も普通に使えますね。

実際はライセンス取得後、スキルアップしていくと30Mぐらいの深さでダイビングすることは良くあります。例えば沖縄宮古島の魔王の宮殿は25M、他のポイントは30M越えることもあります。

防水カメラのスペック比較

OLYMPUS TG-6 FUJIFILM Fine Pix XP140 Panasonic LUMIX FT7 RICOH WG-70
画素数 1271万画素(総画素)
1200万画素(有効画素)
1676万画素(総画素)
1635万画素(有効画素)
2110万画素(総画素)
2040万画素(有効画素)
1600万画素(有効画素)
センサーサイズ 1/2.33型CMOS
(裏面照射型)
1/2.3型CMOS
(裏面照射型)
1/2.3型MOS 1/2.3型CMOS
(裏面照射型)
F値 F2~F4.9 F3.9~F4.9 F3.3~F5.9 F3.5~F5.5
光学ズーム 4倍 5倍 4.6倍 5倍
動画 4K対応 29.97fps 4K対応 15fps 4K対応 30fps 4K対応 30fps
防水性能 15m IPX8 25m IPX8 31m IPX8 14m IPX8
サイズ 113x66x32.4 mm

総重量:253g

109.6x71x27.8 mm

総重量:207.4g

116.7×76.1×37.3 mm

総重量:319g

122.5×61.5×29.5 mm

総重量:193g

4機種比べて他より群をぬいているスペックのみ黄色で色を付けてみました。スペックはLUMIX FT7が一番良さそうです!そもそもスペック見ても「よくわからん!」って人に簡単に説明します。

画素数とは

1枚の写真は細かな画素(ピクセル)が並んで出来上がってます。その数字が画素数です。数字が大きいほどきれいな写真になります。

例えば上の写真右が画素数が低い写真です。これだとわかりづらいのでジンベエザメの下にいるコバンザメを拡大してみましょう!

右のほうが画像が荒くなっていますね。ちなみに「すごいキレイ」って言われているiphone11proMAXの画素数は1200万画素です。数字が大きい方がきれいな写真とは言ったものの大きいポスターにプリントする以外そんなに気にならないですね。せいぜいスマホかパソコンで見れれば問題ないので画素数はクリアって言ったところです。

センサーサイズとは

これはカメラの中にあるイメージセンサーの大きさですね。

「はぁ?」って思いますよね。。。

イメージセンサーはカメラによってサイズが変わり一眼レンズなどは「フルサイズ」→ミラーレスは「APS-C」→「3/4型」→「1型」→スマホやコンデジは「1/2.3型」と価格帯やカメラの大きさによってサイズが違います。

サイズが大きいほど1画素により多くの色情報を取り込むことが出来るという事です。もちろんイメージセンサーが大きいカメラは金額もあがります。特に暗いところでの映像はセンサーサイズになり影響受けやすいです。

F値とは

カメラではなくレンズの性能ですね。レンズでカメラに取り込む光の量を調節(絞り値)するものです。F値が低いほどたくさんの光を入れることが出来ます。よってシャッター速度を速くしても明るい写真が撮れます。魚などは写真を撮るとき止まってはくれないので速いシャッター速度で撮影しないと写真がボケてしまいます。

海中は陸上より太陽の光が入らないためF値の低いレンズの方がより綺麗な写真が撮れます。

防水カメラの価格比較

2020年3月調べの最安値です。

OLYMPUS TG-6 FUJIFILM Fine Pix XP140 Panasonic LUMIX FT7 RICOH WG-70
画素数 41,968円 22,680円 41,190円 30,944円

XP140が一番安いですね!

総評

防水性能はLUMIX FT7がトップ。スペックでいうとLUMIX FT7です!価格でいうとFinePix140です!

金額さえ気にしなければ31Mまで耐水のPanasonic LUMIX FT7ですね!

防水性能2番目の25mで価格も一番安いFUJIFILM Fine Pix XP140も捨てがたい!

長くダイビングを続けるって人はハウジングケース(防水ケース)を購入して水没リスクをおさえられるOLYMPUS TG-6がおすすめです。

OLYMPUS TG-6開封レビュー
さぁ!OLYMPUS TG-6が家に届いたので開封してみようと思います。TG-6購入については下記の記事をご覧ください。TG-6本体にも水深15mまでの防水機能があるのですが、ダイビングで使う場合これ以上の深度に潜ることはふつーにあ...

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