スキューバダイビングを始めて最初の方で欲しくなるのがカメラです。過去にもブログでご紹介してきましたが今回はOLYMPUS TG-6とGoPro HERO9を比較していこうと思います。おそらくこの二つがスキューバダイビングで使用している人が一番多くいらっしゃると思います。
過去のカメラの紹介ブログはこちらからご覧ください。
お金に余裕があったら二つとも欲しくなると思いますが。。今回はどっち購入しようか悩んでいる方の参考になればと思いブログをかかせていただきます。
OLYMPUS TG-6とGoPro HERO9価格比較
なんせ一番気になるのが価格ですよね。今回はスキューバダイビングに必要なカメラということで本体以外にも最低限必要なハウジングケース(防水ケース)、予備バッテリー、アームなども含めて比較していきましょう。
カメラ本体価格の比較
OLYMPUS TG-6は41,000円~50,000円でした(2020年時)とGoPro HERO9は50,000円~65,000円(2020年時)とTG-6より販売店によって価格差が大きかったです。やはりTG-6gが2019年7月発売、GoProHERO9が2020年9月発売ということもあってGoProHERO9は価格も下がらず少し高めな印象です。ではひとつ前のHERO8(2019年発売)はというと発売当初は55,000円前後で今は39,000円前後が最安値です。新機種のHERO9が発売になったこともありかなり割引率が多くなってきています。
ちなみにGoProは毎年新機種のリリースがあり、OLYMPUS TG-5は2017年発売、TG-4は2015年と二年おきに新機種がリリースされています。
ハウジングケース
スキューバダイビングに使用するならこれは絶対必要です。両カメラとも防水機能がついていますがスキューバダイビングで潜る深度には耐えることは出来ません。TG-6は15M、HERO9は10Mです。実際のスキューバダイビング(ファンダイビング)はMAX30M~35Mぐらいまで潜ることがあります。
OLYMPUS TG-6の純正ハウジングケース【PT-059】(水深45Mまで対応)が30,000円、GoPro HERO9の純正ハウジングケース(水深60Mまで対応)が6,100円。耐えられる水深は二つとも合格ですがGoPro HERO9の方がかなりお安く購入できます。ちなみに純正品以外の格安ハウジングケースも発売されていますが両者の価格差はさほど変わりません。
カメラアーム
これはTG-6にはライト、ストロボなど使用しなければ必要ありませんがHERO9は本体がとても小さくカメラ本体だけで撮影するにはとても不便なためカメラアームは絶対必要になります。よって今回はHERO9のみ紹介します。GoPro純正の3-Wayアームが9,400円。このアームは陸上に置くスタンドや、アームをのばすことも出来てとても便利です。非純正品も同じようなものが販売されていて価格は3,000円前後です。これに関しては純正を購入するか安く非純正を購入するかは好みがわかれますね。
予備バッテリー
1日3ダイブなどする場合はバッテリー一つでは使い方にもよりますがかなり厳しいと思います。特にGoProは撮影をエントリーからエグジットまでずっと回しっぱなしにするなら絶対なくなります。TG-6の純正バッテリー【LI-92B】は4,000円。GoProHERO9の純正バッテリーは2,500円です。これも非純正商品もありますがバッテリーに関しては純正を購入することを強くお勧めします。安いものを購入すると消耗が激しく15分持たない商品なども普通に出回っています。
ちなみにHERO9からバッテリーサイズが変更になったためHERO8,7,6などのバッテリーは使用出来ません。
充電に関しては充電器も販売していますが、両機種ともカメラに直接ケーブルを挿して充電することが可能なので初期購入には入れません。
SDカード
TG-6はSDカード、GoPro9はマイクロSDカードが必要になります。両機種とも4K撮影対応なので最低でも64GBは必要になります。スピードクラスが10以上のものが必要になります。SDカード(TG-6)は2,000円前後~、マイクロSDカード(GoPro)は3,000円~です。
OLYMPUS TG-6とGoPro HERO9 価格比較表
インターネット上で販売している最安値になります。(2020年11月時点)
OLYMPUS TG-6 | GoPro HERO 9 | |
---|---|---|
本体 | 41,000円 | 50,000円 |
ハウジングケース | 30,000円 | 6,100円 |
カメラアーム | 必要なし | 9,400円 |
バッテリー | 4,000円 | 2,500円 |
カードメモリ | 2,000円 | 3,000円 |
合計 | 77,000円 | 71,000円 |
差が6,000円!!さほど変わらない印象ですね。。ますます悩んでしまいますw
OLYMPUS TG-6とGoPro HERO9スペック比較
価格差があまりなかったのですが、スペックはどうでしょう。
OLYMPUS TG-6 | GoPro HERO 9 | |
寸法 | 幅 113x高さ 66x 奥行き32.4 mm | 幅 71.8 x 高さ 50.8 x 奥行き 33.6 mm |
重量(カメラ + バッテリー) | 253 g | 158 g |
防水性能 | 15M 別売りのハウジング装着で45M | 10M 別売りのハウジング装着で60M |
レンズ | 光学ズーム4倍、F値2~4.9、焦点距離4.5~18mm、広角・マクロ・顕微鏡モード設定 | SuperView、広角、リニア、リニア + ホライゾンレベリング、狭角 |
手振れ補正 | あり | あり |
水平維持機構 | なし | あり |
写真 | 1271万画素(総画素) 1200万画素(有効画素) |
20 MP + SuperPhoto (HDR 搭載) |
ビデオ | 4K30 | 5K30 |
実はGoProのスペックは公式からの発表されていないところが多々あり、公式に発表されているものだけ比較してみました。
センサーサイズはTG-6は1/2.33型CMOSでGoPro9は非公開ですがおそらく1/2.3でしょう。さほど性能差は感じられません。
大きさ、重さにおいてはGoPro9の方が断然軽くて!小さい!防水性能については両機種ともにハウジングケースを購入するので差はない。←実際45M以上の深度でダイビングすることはないと思って大丈夫!レンズについては光学ズームがついているTG-6は魅力的ですね!魚に近づくと逃げてしまうことも多くあるため少し離れたところからも写真、動画の劣化が少ない状態で撮影出来ますね。
画素数はGoPro HERO9が有利!20MP=2000万画素
手振れ補正、水平維持機能などアクションカムだけあってGoProHERO9の性能が上ですね!
水平維持機能とは
今回のHERO 9に入っている新しい機能である水平維持機能!これはマジですごい!上記のように通常の撮影で地上ならもちろん水平に出来るのは当たり前なんですが、海では地上とは違い無重力状態のため水平を維持した撮影は難しいのですが。。
このようにカメラが傾いていても画面は水平を維持してくれます!これがあれば画面酔いなどの心配はなさそうです!
撮影範囲 比較
TG-6(ワイド設定)とGoPro HERO9を被写体から同じ距離(約25㎝)で撮影した写真になります。明らかにGoPro HERO9の方が広角に撮影できることがわかります。GoPro HERO9は別売りの「Max レンズモジュラー」が発売されていてそれをつけるとMAX155度という広角撮影が可能になりますが。これは現在ハウジングケースに対応していない為使用できません。上記のようにレンズをつけていない状態でもかなりワイドなので気にならないと思います!
最短撮影距離 比較
GoProHERO9がピントがあう最短距離は約10㎝ぐらいでした。近い距離で被写体を撮影するには少し厳しいかもしれません。。
TG-6の水中顕微鏡モードはすごかった!約1㎝!!これ以上近づくと光が入ってこないので撮影できませんでした!これなら超マクロ撮影も簡単に出来ます!
OLYMPUS TG-6 メリット、デメリット
メリット
■スキューバダイビング用に開発されているカメラということもあり水中での色補正が優秀
■水中での撮影モードが豊富(水中スナップ、水中ワイド、水中マクロ、水中顕微鏡、水中HDR)
■マクロ撮影が可能(最短1㎝まで被写体に近づいて接写可能)
■専用レンズ(別売)やストロボなど拡張性が高い
■光学ズームがあるため被写体に近づかなくても撮影できる=魚に逃げられない
■写真カメラ、動画カメラと両方の機能が充実している
デメリット
■サイズが大きく持ち運ぶ際に荷物になる
■手振れ補正が弱い
■スキューバダイビング以外では使えない→スマホのカメラと性能変わらない為地上ではスマホで充分
■1200万画素と今のスマホ最新機種より低い
■2020年OLYMPUSがカメラ事業を他社に譲渡したためTGシリーズの開発や新商品が今後販売されなくなる可能性がある。。。っということはレンズなど他脳ブランドから出ている商品も開発されなくなる可能性がある。
GoPro HERO9 メリット、デメリット
メリット
■コンパクトで持ち運びが楽
■水平維持機能、手振れ補正が優秀
■操作が簡単
■前面液晶搭載により自撮りが可能
■画素数が高い(20MP=2000万画素)
デメリット
■毎年新商品が発売されているため1年で型落ち商品になります。
■マクロ撮影には適していません。
■写真撮影は出来るが。。光学ズームは無し
まとめ
個人的にはこの二つの機種用途が全然違うと思います。僕は両方所持しています。
写真、動画と水中撮影のために作られたOLYMPUS TG-6
写真(特にマクロ)も撮りたい!ウミウシがかわいい!そんで動画も撮りたいし、将来的に広角レンズやストロボ付けてより本格的な写真を撮ってみたい人はOLYMPUS TG-6がおすすめ!
とにかく動画に特化しているGoPro HERO9
リア充感だしたワイドな映像や写真、自撮りをSNSにアップしたり、YouTubeに動画あげたりしたい人、またスキューバダイビング以外のレジャーや移動中でも動画を撮りたい人はGoPro HERO9ですね
悩んでいる人は一度レンタルしてみるのも良いと思います。
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