ダイビングライセンス取得後マイ器材の購入を考えると思いますが。実際の相場や商品の金額の違いなど説明したいと思います。
よくあるのが
ライセンス取得時に器材購入を勧められたんだけど。トータル80万円ぐらいと言われた。それって適正価格なの?
すぐダイビング器材購入しないといけないのかしら?
金額が高い商品と安い商品の違いがわからない?みんないくらぐらいの器材を購入しているんだろう??
ダイビング器材トータルで80万円が適正価格っていうのはまぁ高級品を購入するんなら適正って言っても良いでしょう。スポーツ用品の原価率が20%~50%と言われていて多くの販売店がメーカー希望小売価格から20%OFFぐらいで販売しています。例えばメーカー希望小売価格のまま商品を購入してしまうっていうのは微妙かもしれません。個人的には80万円あれば超高級なのが買えてしまう!って思います。
例えば下記の重器材セット 税込、送料無料で112,198円で販売されています。
全て単品でメーカー希望小売価格で購入するとBCD85,000円、レギュレーター59,000円、オクトパス28,000円、ゲージ33,000円で合計205,000円(税別)になります。もちろん販売店はこの価格で販売しても問題ありません。このようにセット販売することでメーカー希望小売価格より安く販売していることをまず念頭に入れておいてください。
上記のような器材知識がない状態だとメーカー希望小売価格のままで購入する羽目になります。
ライセンス取得後にマイ器材をすぐに購入する必要は全くありません。実際年間に何回(日数)ダイビングするかによって全然変わってきます。初めのうちはレンタルで様子見る方が良いでしょう。
スポーツ用品なので毎年新しくマイナーチェンジしたものが発売されます。新商品で12万円だったものが3年後5万円で販売されることもよくあります。もちろん高額な商品の方が材質が良いものが使われていたり、様々な機能が付いていたりします。
レギュレーター&オクトパス&ゲージ
スキューバダイビングの器材の中で一番価金額差があるのがレギュレーターです。楽天市場だと一番安い商品で21,732円(メーカー希望小売価格72,000円)↓
一番高い商品で299,200円(メーカー希望小売価格320,000円)
なんとその差は277,468円!!一番安い商品の約14倍!!
じゃあこの金額差は何!?って思いますよね。安い商品をA、高い商品をBとします。まずはファーストステージに使われている材質です。Aは真鍮にメッキ加工しているものです。Bはチタン製です。
チタン製(B)のメリット 腐食、サビ、汚れに強く、軽量であること。やはり金属部分が海水に触れると腐食しやすくサビもできやすいです。チタン素材は腐食、サビに強い素材と言われています。っということは購入後長く使えるという事ですね。
また重さを比較するとAは1st ステージ重量 630gでBは1st ステージ重量 460gでBの方が170g軽くなっています。ダイビング器材って全て合わせるとかなり重くなります。個人的にはスキューバダイビングに行く時は飛行機を使う事が多く器材一つ一つの重さを少しでも軽くしたほうが移動が楽になると思います。
また空気の流量を調節できる機能があったり、2ndステージが360℃回転するシステムがあり長時間くわえていてもアゴが疲れません。さすがにこの金額差の商品は実際吸ってみるとあきらかに違いがわかると思います。
ちなみにテクニカルダイビングなどしない限りは金額によって安全度が変わるって事はほぼありません。むしろ安全性が低い商品なんてメーカーから販売されることはありえません。
各メーカーのグレード平均がレギュレーター、オクトパス、ゲージのセットで150,000円ぐらいが相場でしょう。
ちなみに僕は中古で購入しました。
BCD
BCDは5万円から20万円ぐらいが相場です。布製のため消耗が速く、破れたり、インフレーターホースの根元が外れてしまったりします。年間100本以上潜る方なら3年から5年で買い替えになる事が多いです。
種類としては大まかに三種類に分かれますジャケットスタイル、ショルダーバックルスタイル、バックフロートスタイル
レンタル器材で一番多いショルダーバックルタイプがショルダー部分以外にエアーが入ります。ジャケットタイプは全体にエアーが入ります。バックフロートタイプは背中にフロートがありその部分のみエアーが入ります。
エアーの入る位置が違うため水中でのバランス感覚が変わります。また空気を入れたときの圧迫感も変わります。ショルダーバックルスタイルとジャケットスタイルはエアーを入れると少し圧迫感がありますが「今BCDにエアーが入っている」という感覚もわかることが出来ます。初心者の方には種類も多く比較的安いショルダーバックルスタイルをおすすめすることが多いです。
海外では主流のバックフロートスタイルはBCDのサイドにエアーを入れないので圧迫感が無く前側がすっきりしますがエアーが入っているか圧迫感で把握することは出来ません。ある程度経験を積むと自分の適性ウェイト、水深などでBCDにエアーが入ってるかわかるようになります。カメラ派の方や荷物を軽くしたい人にはおすすめです。
BCDの価格の中央値は80,000円ぐらいです。
BCDについてのブログはこちら
軽器材
マスク、フィン、シュノーケルの三点セット。
様々なメーカーから販売されています。マスクはレンズの形や大きさの種類が豊富なので一度販売店さんにいって試着した方が良いでしょう。
相場は10,000円~20,000円
フィンも形状、材質様々な種類があります。相場は15,000円から25,000円。販売店での試着やレンタル器材で色々なフィンを試してから購入もありですね!
シュノーケルは5,000円から10,000円が相場です。実際スキューバダイビングで使う事は少ないシュノーケルですが実は使う用途によって種類があります。またマウスピースの形状も自分の口のサイズにあったものが良いでしょう。また肺活量が少ない方は細目のパイプの方がシュノーケル内に海水が入ったときのクリアが楽に出来ます。
ウェットスーツ
ウェットスーツはメーカーが標準体型に合わせて作っているものと自身の体形に合わせて作るオーダーと二種類あります。
ウェットスーツの形、素材については下記を参考にしてください。
ウェットスーツの相場はサイズオーダーで90,000円、既製品で40,000円です。ノンブランドのオーダースーツは50,000円ぐらいです。
その他に必要なもの
グローブ 2,000円
ソックス、シューズ 3,000円
メッシュバッグ 3,000円 ↓通常のメッシュバッグとり高いですがおすすめです。↓
ぐらいです。
もし自分が80万円でダイビング器材そろえるとしたら
・レギュレーター Bism RX3400PT 300,000円 Bismのレギュレーターの中で最高峰
・オクトパス Bism 35,000円 オクトパスとしては高め
・ゲージ Bism 2連ゲージ コンパス&残圧系 24,498円
・BCD SCUBAPRO ハイドロスプロ 130,000円 バックフロートで見た目がかっこいい
・軽器材3点セット ガル マンティスLV 20,000円 フィン ガル スーパーミュー17,000円 フルフィット スノーケルなんでも良い5,000円
・ウェットスーツ 60,000円 有名メーカーではなく個人で制作してるところにサイズオーダー
・メッシュバッグ他 10,000円
妥協一切なしで601,498円です。。
じゃあ余ったお金でカメラとライト買いますか・・・・
カメラ TG-6+ハウジングケース 74,800円
ライト RG Blue system1-3 71,500円
合計747,798円
はい80万円いきません・・・この金額は最高級の器材を揃えると80万円あれば足りますよってことですねw
まとめ
じゃあ相場というと
重器材(BCD・レギュレーター・オクトパス・ゲージ)で230,000円
軽器材(マスク・シュノーケル・フィン)で40,000円
ウェットスーツ&その他で100,000円
計370,000円あればかなり上等なものが購入出来ます。少しでも安くすましたい方は下記のブログを参考にしてみてください。
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